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2018.2.18

個人音楽療法②

 

こんにちは
SOFTLYの尾崎です。

 

 

梅の花も咲き始め少し昼間は暖かいですが、
来週はまた雪という予報もあり、まだまだ寒い日が続きそうですね。

 

 

さて、今月から高齢者対象の個別音楽療法を担当させて頂くことになりました。
集団音楽療法をおこなっている施設で、集団セッションへの参加が困難な方を対象にお部屋での個別対応音楽療法を行わせていただきます。
今回は、そのセッションの様子を紹介いたします。

 

 

IVH(中心静脈栄養)を挿入されているAさん。
お部屋で歌ったり写真を見て昔を思い出していただきました。
1回目は歌を聴いていらっしゃいましたが、2回目に歌うときには少し口ずさんでくださったり、私の手を握りながら歌に合わせてリズムを刻んでくださいました。
最後のミニバーチャイムはとても興味をもってくださり、
手を伸ばしてご自分から笑顔で鳴らしてくださいました。

 

 

耳が聞こえにくく集団音楽療法には参加されず、塗り絵や編み物のレクに参加されるというBさん。
ご挨拶したときには、
「歌は参加しないのよ」「昔を思い出しても何にもならないのよ」
と話されていました。
1曲歌うとお話をされ、趣味の話も含めて会話をしていくと

どんどんお話が盛り上がりました。
2曲目は曲名をお伝えしただけで、
「女学生の時に歌ったわ。懐かしい」
と話され一緒に歌ってくださったり、
「鶯って漢字書ける?」など、逆にクイズを出してくださいました。
昔の思い出話も沢山してくださり、
「思い出すのもいいわね」「また来月もお願いね」
と、来月の来訪も承諾してくださいました。
最初に比べると目線も上がり、私から触れていた手は私の手を包むように握ってくださるなど、嬉しい変化もありました。

 


お一人お一人と向き合い、関わることの大切さや難しさを改めて実感しました。
音楽を通してその時間を穏やかに、そして、笑顔になっていただける時間にしていただけるよう、今後も一層、工夫してお一人お一人への音楽療法を行なっていきたいと思います。

 

 

SOFTLYではメンバーを募集しています。
応募フォームより、ご応募ください。

 

それでは、また。

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