ブログBLOG

2018.3.18

日本音楽療法学会認定講習会受講中で臨床経験をされた方

 

 

こんにちは
ソフトリーの伊藤です。

 

株式会社SOFTLYには、日本音楽療法学会認定講習会にご参加中の方もご応募いただき、臨床現場として、ご参加いただいております。認定講習会は、社会人の方がご参加いただいており、それぞれ、他職経験がおありです。

しかし、高齢者音楽療法は、特別な現場です。特に株式会社SOFTLYがいただいている、現場は、介護度もまちまちな高齢者さんの大集団がほとんどです。他職経験に福祉精神や演技力を磨いていただかないと対応できません。

認定講習受講中の方、これから音楽療法士の資格取得を目指そうとする方と共に

高齢者音楽療法セッションをする際にお伝えしている事について記したいと思います。

 

株式会社SOFTLYの高齢者音楽療法セッションでは、歌を中心に何曲もの歌を歌うのではなく、
一つ一つのプログラムで皆様と会話を楽しみ、触れ合いながら進めていく為、
何よりも、参加された方との密着した交流を大事に行います。

最近は有酸素運動を含むプログラムを入れています。

 

当たり前のようではありますが、
まずは自分からお一人お一人に話かける、ボディータッチが嫌でない方にはタッチをする。
お一人お一人のお名前、お顔を憶える事をお伝えしています。
音楽療法は一回だけでなく継続して効果を上げるセッションをしていくので、参加していただいている方のお名前やキャラクタ−(症状=SOFTLYではキャラクタ−と呼びます。音楽を通すと、病名、症状以外の残存能力を発見できる)を覚えて、次のセッション役立てます。

例えば、本日の花の話題から、ご実家がお花屋さんだった事をお話いただいたら、次のセッションでお花の話題では、より掘り下げて伺い、心を通わせて行きます。

なんでも口に入れてしまわれ、楽器も楽器と見えてないと思われる方とご一緒に、楽器を鳴らすと「いい音がするのねえ」と楽器を自分で鳴らし始めたりされる事をいち早く、キャラクタとして覚えて対応していただく事。

 

歌のみを歌う・1回限りの演奏の場とは違う事を
特に音楽療法をこれから学んでいく方にお伝えてしています。

 

昨夏から3月まで一緒にセッションとおこなった方に
セッションを共にした事で経験できたことを伺いました。
ブログにのせても問題ないとの事だったので、下記に文章をのせたいと思います。

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アシスタントとして初めての現場で、まず戸惑ったのは、どの方をどの程度個別サポートしたら
よいのかということでした。
それに関して、まずセッション開始前後(時間が取れれば)の会話や触れ合いでその日の状態をしっかりと
把握した上で、適切なタイミングで関わること、触れ合いやすい端の席の方だけでなく、真ん中の席にも
積極的に入っていくことなどをアドバイスいただきました。最初のうちは、狭い席の間を縫って入ることを躊躇
してしまったり、特に問題のなさそうな方をサポートするべきなのか迷うこともありましたが、

毎回少しづつ改善し、動けるようになってきました。
また、記録をつけるタイミングが最初分からず、すべてを記憶して後で書くのも難しくて困っていましたが、
プログラム間のちょっとした合間に、書くのが良いとアドバイスいただき、

それをやったら大分楽に出来るようになりました。
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↑といった内容でした。
上記の方はこれまで高齢者の施設に伺った事はなかったそうですが、
1回のセッションで皆様と交流をおこなうだけでなく、しっかり記録した上で、
今回の反省材料を見つけ、次回以降につなげて下さいました。

講義も素晴らしいですが、実際に現場にいかなければ、
わからなかった事や見えなかった事もあると思います。

今回は半年という短い期間でしたが、株式会社SOFTLYの一員として、オファーいただけている高齢者施設さんで、高齢者音楽療法を生業と出来る方のご応募お待ちしています。

 

株式会社SOFTLYではメンバーを募集中しております。
興味のある方はお問い合わせください。

 

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