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2019.11.13

グループセッションから個人セッションへ

11月も中旬に入り、ますます、秋深くなって参りました。都内の木々もうっすら紅葉が始まっています。

グループセッションには、毎回参加されていらした方が日常生活では、色々支障が出てこられている方を個人セッションで対応するように、この施設の一番古株さんのヘルパーさんの推薦により、開始することになりました。

グループセッションの縮小版を施行しました。Lowタッチは、薄掛けから、手を出していただき、両手を合わさせていただくと、反復では、ありますが、ご機嫌いかが?と歌ってくださいました。今日の花パンジーをお見せすると、写真を握りながら「どちらでもいいです」とお答え下さり、村祭りの歌詞は、立て膝を立てられた薄掛けの上に置いても読んでくださいました。そして、歌いながら鈴をしっかり振って下さいました。

ラストの歌謡曲は、歌い終わってからもしっかりとしたメロディーで歌い続けられました。こちらの出来事をケアマネさんにお伝えすると、娘さんにお伝えします。「諦められて来ているのて、喜ばれます、私もそんなに反応があるのは、ビックリしました」と音楽療法効果をご確認していただけました。

もう一人は、大正5年生まれ103才の方です。座位も保てないと言うことで個人になりました。昨日の夜は、全く食べず、今朝は、主食、副菜を2割ずつしか食べていないので、無理かも知れません、と伝えられていました。お部屋に伺うと、ベッドに横になられていらしたので、「今日から、お部屋でご一緒に歌えるようになりました」、とお伝えすると、「そうなの?」と声に張りがありました。手を合わせさせていただき、Lowタッチポジションで、ご機嫌いかが?と歌いかけると、「いいですよ~~」と、「よ」をソプラノで伸ばしてくださいました。写真をご覧になるときは、目を開けて下さり、しっかりとお好みをお伝え下さいました。ハンドサインは、しっかりとドレミファソラシドをお声を出して下さり、両手はサポートさせていただいていましたが、ご自身で順番を追って動かされていたのには、継続でご参加されていらしたことで覚えて下さっていて、継続の力を感じました。丁度、洗濯物の整理でお部屋にいらしたヘルパーさんは、「何でも歌えるのですね、、感動しちゃいました。」とうるうるされていました。

介護の時間では、色々できなくなって諦められている皆様を音楽の力は、ミラクルを起こすのは、わかっていましたが、続けることの大切さを身に染みた時間でした。

音楽性と福祉精神をお持ちだと言う方、是非、ご応募下さい。

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