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2019.4.17

ロールプレイイング4月

今回のロールプレイイングは、5月NO2プログラム、こいのぼり(やねよりたかい)の療育鈴を使用した、機能維持プログラムを行いました。

症状を出し合い、演じて、サポート方法を模索しあいました。

症状の例

①元埼玉芸術委員会会長と俺を何だと思っているんだ、という態度。低下された方には、説明しても無駄だ、という考えになってしまい、スタッフが低下された方のサポートを嫌がる。自分中心にして欲しい心理MAX。セッション中は、昭和40年以降の歌になるとイキイキする。「今日考えて来たのですが、見てください」、お願いすると、「それなら」と受け入れる。

②15分座っていると、腰が痛いとおっしゃり、両脇にこちらの両手を入れて、腰の位置を動かさないとならない。だんだんしかめ面になる。傍でお話すると、「私は歌は好きなのよ、近所の歌のサークルに通っていたの」とご機嫌になる。一人にすると、具合が悪いと言い出す。

③ご自分の世界に入っていられて、独り言をおっしゃっている。問いかけと噛み合うこともあるが、全面サポートで動いていただく。拒否はない。

④杖使用。歌が大好きで、歌唱時は大きな声で歌って下さる。会話の成立が難しいこともあるが、諦めずに声をかけることが必要。活動時は杖を離さずに持っていることが多いが、杖を離して頂きたい旨を説明すると理解を示して下さる。歌と動作を一緒にする場合は、歌に集中されるため一緒に鳴らすなどのサポートが必要。

ロールプレイをしての感想例

★ロールプレイで、認知症の方の症状を想像してみて、セラピストに傍に来て歌ってもらって、初めてなにをしているかわかったので、傍に行ってサポートする必要性が身にしみてわかった。

★歌を歌いながら鈴を鳴らす事を急がず、□や○で囲った、鈴を打つ場所を、大きな動作で伝えたらいい。

本番で、どんな症状の方が参加されても、その方の気持を想像し、音楽の味方で、福祉精神を最大限発揮して向き合って行きます。

施設お住まいの高齢者さんに、機能維持をしていただけるように福祉精神と、音楽性をお持ちの方、応募お待ちしております。

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