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2019.7.17

OJTとしてのロールプレイイング7月

8月に行なう、BP(ボディーパーカッション)2施設、2曲、スカーフを使用したプログラムでの進行と各施設にいらしゃる、お一人では活動されない方をそれぞれ演じ、セッション進行を妨げて、セラピストはセッションを中断しても焦らす対応できるように心の余裕になるように練習しました。

毎月ロールプレイをこのように行なうことで、本番で、進行することだけで一杯一杯にならず余裕を持って、クライアントさんに接することができるようになると思います。

今月の能動的音楽療法としてサポートが必要な方を出してみました。

足のどのあたりをお持ちして、サポートしたらいいか。

口では、「やりたくない」、「あっちへ行って」、とおっしゃる方へのアイコンタクトやさらっとのボディータッチで、気持を段々こちらに向けよう。

各施設のお一人で活動できない方を演じるの原稿です。

<我は海の子BP>

E 独り言あり。歌がお好きで、歌が始まると歌われる。サポートがあると取り組まれ、Yさんの視線がセラピストから外れてしばらくすると手が止まり、独り言もしくは歌を歌われる。問いかけに対する受け答えは可能。

F 傾眠あり。サポートするとにこやかな表情で取り組まれる。サポートがなくなると傾眠傾向。

G 左麻痺。歌がお好きで、歌いながらスカーフ活動される。左手は少し動かすことができ、両手で行うときには左手も動かそうと前向きに取り組まれる。説明がわかりにくかったり、活動している方が少ないときに「もっと皆が楽しめることをやりましょうよ」とおっしゃる。

<浦島太郎BP>

A氏 車椅子、足は動かせる。お声をかけないと眠ってしまわれる。お声かけに返事はすぐされないが、笑顔で待っていると、笑顔や、頷き、肯定的な返事がある。当日のご機嫌にもよるが、しつこくすると、「うるさいな」とか手を払いのけたりされる。

Bさん 歌が大好き、大抵の歌はご存知で歌われる。活動にも意欲的。周りの方が寝ていたり、活動されないと、「なにやってんのよ、そんなんだからだめなのよ」と大きな声で怒り出す。感情の起伏が激しい。抗鬱剤を飲まれている。精神科にも入院されていらしたが、末期なので、入居されている。

Cさん 手押し車でいらっしゃる。お声をかけないと眠ってしまう。お声をかけた瞬間は活動される。お話も普通にできる。しつこくすると、手を払いのける。

Dさん唱歌は気分がいいと歌われるが、大抵、そこにいるだけで、機能維持プログラムは参加されない。皆様の活動を伺うと、冷めた感じで返事はして下さる。歌謡曲を歌いために参加。

<我は海の子スカーフ>

伊藤Aさん 車椅子 音楽が流れていると、口ずさむが始まる前などは「部屋に連れってて」・「喉かわいたから、何かのみたい」と連呼する。ティルト式車いすだが、手の動きは問題ない、足の動きはリズムに合わせて自然と足が動く程度足を触ると「痛いよ」とおっしゃる

Bさん 全盲、聴力も低下で左耳に補聴器。耳元で話しかけても、聞こえる時と聞こえないときがある

歌は好きで、ご自身で知っている歌が聞こえると、お一人で何度も歌う

中野Cさん 車椅子。自走可。難聴で、俯き加減。「歌は苦手」とおっしゃるが、聴いているだけでも大丈夫とお誘いすると「それなら」と参加して下さる。(サポートは必要)

Dさん プログラムに対してネガティブな発言あり。活動も見ているだけが多い。すぐ活動させるのではなく、曲に対してのエピソードについて話を聞くと、話はして下さり、その流れで活動へと促すと参加して下さることが多い。

岩橋E  目が見えない。写真での問いかけは言葉でその写真の特徴を説明すると選び、ハンドサインではミュージカル調で動きを説明すると模倣してくださる。

F 難聴。筆談ボード使用。初めはサポートが必要だが、その後はご自分から手を動かすこともある。

尾﨑G 手は動くが、「私、手が痛いからやらない」「できない」とおっしゃる方。「できないから帰らせて」とおっしゃることもある。

様子をご覧になり、セラピストの働きかけ次第で活動に取り組まれる。

H 手足麻痺なし。傾眠あり。歌がお好きで、歌い掛けると歌われるがサポートがなくなると腕を組んで目を瞑られる。声掛けやサポートなどがあると取り組まれる。

I 女性/リクライニング

両手が拘縮していて、タオルを握った状態でブランケットの下に手を入れている。声かけには反応を示し、サポートをすると力を預けつつ一緒に行ってくださる。

J男性/車椅子

よく傾眠をされるが、起こすとご自分からも活動をされる。しかししばらくするとまた傾眠に戻る。

櫛田Kテーブル席で水分補給。写真での交流では、しっかり見て、目を動かす。左半身は動かせないとジェスチャーでおっしゃる。

L 左麻痺であるが、意欲があられて、ご自身の右手で左を動かそうとされる。言葉もろれつが回りにくいがお話される。

音楽性、福祉精神をお持ちの方、応募おまちしております。

 

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