こんにちは!阿部です。
遅くなりましたが、本年もどうぞよろしくお願い致します。
そして先日は成人の日でしたね。新成人の皆様、おめでとうございます。
ハタチを過ぎると周囲は「大人」として扱い始めるので、色々と任される事も多くなると思います。
そのためか感じる時間の速さが倍速になりますが(笑)どうぞ頑張ってください。
お酒、タバコは程々に…。
さて、先日は僕が学生の頃からとてもお世話になっている合唱団の先輩が出演されるとのことで、
ヘンデル最後のオラトリオ「イェフタ」を聴いてきました。
ヘンデルは最晩年、この作品に取り掛かったころには既に視力はかなり低下していた事もあり、文字通り死力を尽くした傑作です。
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厳しい戦に勝つために『勝利して帰還して最初に出会った者を神への生贄に捧げる』と誓った勇者イェフタが、帰還して最初に会ったのは事もあろうに自分の娘イフィスだった…
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題材は旧約聖書の「士師記」。
自らの誓いを嘆き苦悩するイェフタはもちろん、イェフタの弟、妻、イフィスの恋人の思いが、
ドラマティックな音楽によって表現されます。
ヘンデルのオラトリオとしては「メサイア」が有名ですが、この「イェフタ」は
やはりヘンデル最晩年、最後の作品なのもあり「メサイア」には無いような並々ならぬ
意気込みのようなものを感じます。
とてもドラマティック・ロマンティックであり、しかしあくまで失われないバロック音楽の
伝統的な様式の美しさ。
仕事後のため、二幕からの鑑賞でしたが、あっという間でした。
音楽の根源は「祈り」。常に何かしらに揉まれている現代社会では中々難しいでしょうが、
何も考えずに純粋、素直な心で作品と向き合う事こそが大切であり、
それこそが日頃の活力に繋がるのだと再確認出来た時間でした。
人に楽しく笑顔になってもらう為にも、まず自分が心身ともに健康でいなくては!
来月もコンサートを聴きに行く予定なので楽しみです。
では、今年も頑張ります!